【New】「リタイヤメントプラン研修(基礎編)」 ‐定年延長時代に向けた“自立へのヒント”‐(1日間)
背景とコース概要
- 政府では、年金財源の問題から「定年65歳一律延長化、更には年金支給の70歳開始」の構想があります。
- しかし、一律雇用延長となれば企業にとって大変な経費負担となり、経営の悪化要因となります。定年世代雇用に対する負担が増えることで、若手の採用枠にも影響を及ぼし、企業としては「会社とって必要なシニア社員だけを選択雇用したい」が本音です。
- 一方、今後10年以内に定年を迎えるシニア世代(45歳以上と定義します)自身も来たる定年延長、年金支給遅延に向け備える必要があります。来年に定年という間近になってあわてて定年後の再就職を考えて不安になる方が多くいます。準備を始めるに遅いということはありません。
- このような状況のなかでシニア世代は、自らが早くから備えて「人生のセカンドステージを成功させる」ことは必要です。
- 本研修では、「人生のセカンドステージを成功させる」ための「リタイヤメントプラン」について世界的な標準であるPMI®が提唱する「プロジェクトマネジメント国際標準」を活用します。さらに「キャリア・カウンセリング」の手法を使い自己の内面にある自分の気づかない特性を認識できるように支援します。
- 本研修では、講義・グループ演習・討議を通して自分自身の「リタイヤメントプラン」作成ができることを図ります。なお、国際標準をほとんど意識しなくてもプロジェクトマネジメントのポイントを理解出来るように座学の内容を考慮して受講者間のグループ討議時間を多く確保できるようにしています。
到達目標
- プランプロジェクトマネジメントの基本を理解し、リタイヤメントプランを策定できる。
- リタイヤメントプラン策定に必要な手法「計画立案」「自己SWOT分析」「リスクマネジメント」の基本を習得できる
- リタイヤメントプランを実行する上でのリスク洗出しと優先順位の対応戦略が理解できる。
対象者
- 今後10年以内で定年を迎える方。定年後の過ごし方に不安のある方
- 定年後再就職を望んでいるが自分の長所・スキル・経験についてよく認識できていない方
前提条件
- 特になし。
日数・形式
- 1日間、座学+グループ演習(4~5名/グループ)(ご希望により2日間も設定可能)
開催日時・場所
貴社ご指定場所
教材、教具等
- 貴社ご準備: ホワイトボード(講師分+ケーススタディグループ分)プロジェクタ、スクリーン
- 当社準備:講師用PC、講師プレゼンテーション用データ(Power Point)、テキスト、演習資料、受講証明書(7.00PDU)
カリキュラム
- 開始終了時間は、貴社指定時間に合わせます。休憩は午前、午後各1回、10~15分程度を予定。
学習項目 ポイント
1日間AM 1. [講義] 本テーマを取り上げた背景
1.1 人口統計の推移
1.2 将来人口と技術者の高齢化・日本の人口統計の推移を紹介し今後日本は、少子高齢化高齢者により労働人口の減少問題と世界的に見ても日本の技術者の高齢化が一番加速している状況を解説する 2.「[講義]個人・企業にとって切実な社会状況 2.1 個人としての問題
2,2 年金受給開始年の推移
・個人として、定年(※60歳と設定)後年金支給開始までの経済的保証や定年が、国の法律改正でたとえ定年が65歳になっても素直に喜べない状況を解説する
・企業として定年が65歳に延長された場合の負担増、シニア世代の再育成に関しての問題を解説する3.[講義]来る定年65歳へ向けた準備
3.1 セカンドライフを成功するには
3.2 プロジェクトマネジメントの概観
3.3 キャリア・マネジメントとプロジェクトマネジメントの融合
3.4 リスク・マネジメントの要点・リタイヤメントプランを立案するには、基礎スキルとしてキャリア・マネジメントの理解が必要。
・本講義では、世界標準であるPMI(R)が提唱するプロジェクトマネジメントの標準を適用してキャリア・プランニング・プロセスをどのように考えるかを分かり易く説明する
・プロジェクト・リスク・マネジメントについてポイントを説明する【演習の進め方】「セカンドライフを成功するには」演習を通して自分に最適なにより「リタイヤメントプラン」を作成する ・キャリア・プランニング・プロセスに基づき自分のキャリアを見直すとともにし、リタイヤメントプランの骨格をつくる 昼休み(1時間) PM 4.[演習1] -意思決定の必要性と自覚の作成(計画プロセス)
4.1 [演習1] グループ発表・討議・解説各グループの代表者発表を行ないます。
【成果発表】
※10分/1グループを目安としています。
グループ間の討議と講師コメント5.[演習2]自己SWOT※分析とリスクの一覧表作成(計画プロセス)
5.1 [演習 2] グループ発表・討議・解説
各自の特徴を客観的に判断をします。
※)SWOT:Strengths(強み)、
Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会 )
Threats(脅威)6. [演習 3]得意分野の特定、方針決定と関連情報収集と実行決定(計画・実行プロセス)
6.1 [演習 3] グループ発表・討議・解説・自分の興味や能力と結びついた選択肢を2つ以上見つける。
・自分に適した仕事は決して一つではないということを認識し、得意分野に対する優先順位付けと、あらゆるツールを利用した、情報収集を行う。
・行動計画の中で今後のリスクについて洗い出し、対応策を立案する
7. [演習 4]教育・訓練、就職や異動とフィードバック(実行・監視プロセス)
7.1 [演習 4] グループ発表・討議・解説・教育や研鑽が必要かどうかを見極め、必要に応じて教育・研鑽をしてスキル向上を図る。
・就職口の見つけ方や応募書類の書き方、面接の受け方等、Webやプロの支援、サポートグループ等を通して実行する。
・実行成果(結果)のモニタリングを行い方針・計画とのずれがある場合は是正する。
・コンサルタント(専門家)のアセスメントを受ける方法について演習。8. 研修のまとめ ・フリーディスカッション、受講証明書付与(7.00PDU) - ※上記カリキュラムは予定であり、進捗により多少前後する場合があります。
- ※演習はグループで行います(4~5名/1グループ)。演習後、代表者発表と講師講評を行ないます。